非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

摂食障害の自助グループに電話してみた  

身長152センチ、体重は今、29.3キロ。

 

結核性抗酸菌症を発病したときは体重は37キロありました。もともとやせ型で太れない体質でこの病気になり、10年で8キロ近くやせたんです。はじめて30キロきったときは、「こんな体重でニンゲンの大人が生きていけるのかな?」と心の底から不安でした。(まあ、ふらつくけど生きてはいるな…)

 

病気は治らないし、ミイラみたいにやせていくし、ネットで太れる方法を検索しているうちに、ふと思いつきました。

 

摂食障害のひとが普通の状態に回復するのってどうやってやるんだろう?」

 

入院とかするんだろうな。なにか秘策があるのかもしれない。検索疲れで多少アタマがいかれていた私は、摂食障害の有名自助グループに電話をかけてみようと思いました。その時は、ものすごくいい考えだと思った。

 

「すみませんが、あの、私は摂食障害ではなく、非結核性抗酸菌症という肺の病気でやせてしまったんです。摂食障害の方が体重をもとにもどすやり方みたいなものをご存知かもしれないと思いましてお電話してみたんですが…」

 

反応がいまひとつ帰ってこないので、

「あの、入院するのでしょうか?」

 

「状況によりますけど…」

 

「なんとか教えていただけないでしょうか?摂食障害の方が立ち直る際にどうやって…」

 

なぜかムッとした気配が流れて

「ていうか、あなたのその話し方、声の感じ、摂食障害そのものですけど」

 

「え、違います。病気でやせたんです。」

 

「自分は摂食障害ではない、友達がそうだ、妹がそうだ、娘がそうだと言って電話してくる方って多いんですよね。」

 

「いえ、違いますよ。私は摂食障害ではなくて…」

 

「でもその話し方、声の感じ。摂食障害の方特有ですから」

 

結局押し問答になり会話はなりたたず…しょうがないか、見当違いのところにかけたんだから。なんの情報も得られませんでした。

 

ムッした気配になったのは私が摂食障害ではないと嘘をついて電話してきたと思ったからかな?ごめんね、嘘ではないし、いたずらでもなかったんですよ。多少とちくるっていただけで。