非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

28.8キロの体重をせめて30キロにすること

今週のお題「2019年の抱負」

 

2019年の抱負は、現在28.8キロの体重をせめて30キロにすること。

たった1.2キロの増量。簡単な目標と思われるでしょうが、私にはハードルの高い目標です。

 

私がここまで痩せたのは、非結核性抗酸菌症にかかったから。呼吸に大きなエネルギーを必要とするため、痩せていくことが多い病気です。発病前は、身長は152センチで37キロありました。小柄な人間が8キロ痩せると、とてもつらい。

 

結核性抗酸菌症では、決め手になる薬がクラリスロマイシンという抗生剤しかありません。単独で使うとすぐに耐性菌が出てしまうため、他の抗生剤を耐性菌対策として使います。

 

耐性菌対策として主に使われるのが、結核用として使われる抗生剤です。

 

最近では、結核は治る病気になりました。タレントさんなんかは結核治療後、半年くらいで復帰していますよね。たぶん、結核用の抗生剤を飲む期間は半年ちょっとというところでしょう。

 

結核の治療なら半年くらいで飲み終える薬を、非結核性抗酸菌症の患者は何年も飲み続けることになります。しかも、悲しいことに、非結核性抗酸菌と結核菌は似て非なるものなので、結核用の抗生剤はこの病気にはあまりよく効きません。

 

あまり効かないんだけれども、結核用の抗生剤には副作用の強く出るものも多いです。有名なのは、エサンプトールの視力障害、ストレプトマイシンの難聴。私は視力障害を経験しました。

 

副作用のひとつとして、胃腸障害があります。視力障害や難聴に比べれば深刻度は低めですが、これが長期に渡るとバカにできなくて…

 

薬を何種類も飲んでいると、どの薬で胃腸障害が出ているのかがわかりません。わかったところで薬をやめられるとは限らない。足し算的に胃腸薬を出してもらえるだけです。

 

そうして、何年もかけて少しずつ胃腸障害が進行した結果、食欲不振は当たり前のように定着して、さらに痩せていくことになります。

 

腸内細菌も抗生剤であらかた殺されてしまうので、腸内環境もよくない状態に。

 

こういう状態で1.2キロ太るのはけっこうたいへんなんですよ。でも、がんばるしかありません。

 

さあ、栄養ゼリーでも食べようかな。なんでも口にれなくちゃ。