非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

とても臭い小粒を飲むはめに

今日から、息切れ対策の丸薬「済仁」が加わります。丸薬といっても、仁丹そっくりの直径2ミリくらいの小さなもの。

 

口に含んで驚きました。今まで嗅いだことのないにおい。動物っぽいような濃厚なにおい。これはいったい何のにおい?

 

検索で出てきた、森本製薬という製薬会社でつくられている「済仁」の詳細を見てみました。知りたいのは成分。なにが、こんなに臭いにおいをはなっているのかな?

 

済仁 (さいじん) 和漢薬 100粒 森本製薬

【効能・効果】
心臓病・息切れ・心悸亢進・立ちくらみ・めまい・気つけ・ねあせ・
胸腹のいたみ・胃痛・腹痛

 

【用法・用量】
1回1粒宛1日2回清水又は白湯にて服用します。

【成分・分量【(20粒中)
ゴオウ20mg、ジャコウ20mg、センソ40mg、鹿茸末20mg、真珠25mg、沈香35mg、ニンジン末20mg、
サフラン20mg、その他添加物など。

 

漢方薬局で出してくれた済仁と、森本製薬の済仁とがほぼ同じ成分だとして、すごいにおいを発している成分はいったい何かと調べてみると…

  • ゴオウ(牛黄)牛の胆石
  • ジャコウ(麝香)雄のジャコウジカの腹部にある香嚢(ジャコウ腺)から得られる分泌物を乾燥した香料、生薬の一種。 ムスク のこと
  • センソ(蟾酥)ガマの油
  • 鹿茸 鹿の袋角

ええっ、牛の胆石だのガマの油だの…くさいだろう。そりゃあ、くさいに決まってる。

 

えらいものを飲むはめになってしまいました。こうなるともう魔除けとかそんな気分です。「息切れ退散!」と願いをこめて飲んでみました。しばらくすると、気のせいかすこし効いているような気がします。

 

まだごく若いときに、神田の古本街で、生薬屋に蛇やそのほか何か気味の悪いもののアルコール(たぶん?)漬けが並んでいるのを見ました。怖いもの見たさに横眼で見ながら、どういう人がこういうものを飲むんだろうなあ、と無邪気につぶやいた記憶があります。

 

どういう人って…今の私みたいな人だろうな。もう何だって飲むよ、効いてくれるなら。

 

ガマの油っていうのがけっこうショックだったから、ガマガエルの画像とかまとめて見るといいかもしれません。私は、こんなに気味の悪いものの油を飲んでいるんだ、ふつう飲まないものを飲んでいるんだ、だから効くんだ、というふうに考えれば効くかもしれません。

 

プラシーボを自分で演出しようだなんて、これでいいんだろうか…