非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

去痰剤のこと

今回は、痰の話です。きたなくてゴメンナサイです。

 

以前から痰は出ていましたが、気管支拡張症になってから、その量は倍増しました。そうなると、去痰剤と呼ばれる痰切りのお薬とのつきあいが大切になってきます。だけど、これがなかなか難しい。

 

私は今、クリアナールを使っています。これはたいへん効果のある薬で、きちんと痰が出てくれる。ただ、効きすぎかもしれない。1回2錠、1日3回飲むと、もう一日中断続的に出る、出る、出る。

 

別にクリアナールが痰を作りだしているわけではなく、肺にたまったものを出してくれているだけでしょうけど、つらくてかなわないので、呼吸器科の先生に相談しました。

 

先生は、

「痰は起床時に多く出るので、夜にクリアナールを飲んで、朝の排痰をうながしたほうがいいですよ。あとは、朝か昼飲むのをやめてみるとか…」

 

夜飲むのは動かせないとして、朝と昼の錠数はどうするか、飲まないことにするか…何回か先生に相談しながら試しましたが、結局、そのときの調子で自分で加減することになりました。

 

調整してはみるものの、そんなにうまくいってません。去痰剤を変えてみる手もあるかもしれない。

 

去痰剤にもいろいろあるようで、代表的なのはこの4種類。

 

  • ムコダイン(痰のネバネバした成分「ムチン」を分解する)
  • クリアナール(痰のネバネバした成分「ムチン」を分解し、気道の粘液の分泌をさかんにする)
  • ビソルボン(ムコダインとは別の仕組みでムチンを分解する)
  • ムコソルバン(気道の滑りをよくして、痰が出やすくする)

 

痰の量が多くて出しづらい→ムコダインか、クリアナール

痰の量はそんなに多くないけど、喉にひっかかる→ムコソルバンか、ビソルボン

痰の量も多いしひっかかる→ムコダインかクリアナールで痰の量をコントロールして、
 ムコソルバンで痰のキレを改善させる

 

だいたいこんな感じ。私の場合、クリアナールで正解なのかもな。

 

漢方薬で清肺湯というのもあるようですが、私が通っている病院では処方薬として扱いがなく、出してもらえません。気管支拡張症やCOPDにいいらしいのに、残念。