非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

咳止めが効かなくなったころの続き

リン酸コデイン5mgが効かなくなってきたし、リン酸コデイン20mgのほうは、目が回って飲めないし。

 

このとき、私はやっと咳が出る理由というのを真剣に考えるようになりました。

 

咳には二種類あります。痰の出る咳と、痰の出ない咳。痰の出ない咳は、空咳と呼ばれます。

 

私の経験では、痰の出る咳と空咳と両方出ます。

 

痰の出る咳の場合、非結核性抗酸菌症であれば原因はだいたい肺にあります。肺で起きている炎症と白血球が戦った結果として痰が作られる。それを出すために咳が出ます。

 

この点を明解に説明してくれた医師は、この時点で一人もいませんでした。このときの主治医はなぜか聴診器をあてるのが嫌いな先生で、痰のたまりには関心が低かったと思います。去痰剤も出していませんでした。

 

痰の出ない空咳もこの病気で出ます。この空咳が痰を出そうとして失敗している咳なのか、アレルギーやポリープなどほかに原因のある咳なのかがわかりにくい。だから、主治医は「耳鼻科に行ってポリープがないか診てもらってください」と言ったのでしょう。

 

その後、私は漢方医にもかかり、そこでは、「後鼻漏ではないか」と言われました。また耳鼻科に行って診てもらうと何の問題もなし。

 

気管支拡張症を併発した今となっては、自分の咳が「痰を出すため」とはっきりわかります。でも、その時点ではわかりませんでした。

 

 漢方医で後鼻漏と診断されるまでの顛末は、この過去記事その1からその3にあります。

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