非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

気管支拡張症でもあります

結核性抗酸菌症に限らず、呼吸器系の病気が進行すると気管支拡張症を併発するらしいです。私も発症してます。あーあ。

 

去年の冬、久しぶりにCTを撮ったら、気管支の先がモップみたいにべろべろにひろがっているのがはっきり映っていました。息切れがひどくなったな、と思ってはいましたけど、このせいか。

 

気管支という呼吸のための管の先が広がっているなら、呼吸はしやすくなりそうなものですが、そうはいかないんですね。先生いわく、

 

「すごく太いストローで水を飲むようなもの」

 

そうか、ストローは細いから楽に水が飲めたのね…広がった気管支の先には細菌がとりつきやすく、痰がたまりやすくなるという説明を受けました。

 

先生は「一度拡張した気管支は元にもどらない」という事実には触れませんでした。

 

この先生の前の先生は正直といえば正直な方で、非結核性抗酸菌症の治療があまり功をそうしない私に、

 

「えー、もうあんまりやること、ないんだよなあ」

 

と言ってました。「ホントにそうなんだな」と思う一方、「匙をなげられたな」という気分にもなります。希望を求めて代替医療を探し回る人の気持ちがよくわかる。

 

病状について克明に説明してもらったほうがいいのか、希望を残すためにぼかして言ってもらったほうがいいのか…患者としては治ればどっちでもいいんだけど、大して治ってないからなあ。

 

気管支拡張の症状としては、咳と痰、ときに38度以上の熱。息切れ。

もともとの病気とあまり変わりませんが、 大きく違うのは、痰の量と、息切れの程度。

体感的には、つらくなってしまいました。

 

気管支拡張症になったからといって、症状は似たようなものだから、別に薬が増えるわけでもありません。風邪をひかないように気をつけながら、無理をしないというだけ。 

 

息切れがひどくなるとともに、

外出がキライになる→運動不足→筋肉減少→さらに息切れがひどくなる→さらに外出がキライになる

という悪循環に陥りがちだそうで、運動しないとマズイな。