泣ける映画はCRPを下げるか？その１ - 非結核性抗酸菌症そらりす

感情が枯渇してるみたいな気がする日々が続きました。もともと女性にしては感情的ではないほうですが、それにしても…まずい。体の痩せすぎに伴って、脳も痩せすぎになっているのかもしれない。

「泣ける映画」を観てみようかな。これまで私は、泣ける映画を好んで観たことはありませんでした。こうまで病気が治らないなら、今までやったことのないことをやってみるのもいいかもしれない。アマゾンの動画配信で観るだけだから、体力いらないし。体重30キロきってる私でもできることだし。

ところが、今まで関心のなかった分野だから、情報がまったくありません。ここは素直にネットの力を借りることにしました。

「泣ける映画」で検索すると出てきましたよ、ランキングのページが。

などなど….

たくさんありすぎて迷いましたが…できれば難病ものはさけたい。自分が今、病気なんだから。よけいに気がめいるかもしれない。そうなると、泣ける映画って限られてくる。結局、「グッドウィルハンティング」を選びました。

80年代の映画で、サブタイトルは「旅立ち」。当時の私はたぶん、サブタイトルでこの映画を敬遠しただろうな。ところが、これが大当たり。大泣きしてしまった。

マッド・デイモン演じる、数学の天才でありながら掃除人として暮らす青年と、彼の才能を開花させたいと願う大学教授二人の物語。天才青年は心にあまりにもひどいトラウマを抱えているため、他人を信頼できず、せっかくのチャンスから逃げようとする…

映画を観て、これほど主人公の幸せを願ったことはないと思います。いやー観てよかった。

たまたま二日後が診察の日で、血液検査の結果をみて驚いた。前回CRPが9.38だったものが4.32に下がっている。まさか、泣ける映画のせい？

CRPは炎症反応を示す値で、目安としてはこんな感じ。

０～０．３　　　　　　正常

０．３～３．０　　　　風邪をひいたらこのくらい

３．０～１０．０　　　ひどい風邪、骨折、食中毒

１０．０～２０．０　　肺炎でこのくらい

２０～　　　　　　　　すぐ入院

CRPの値は個人差が大きいので、個々の値よりは、当人の値が前より上がったか下がったかが重要らしい。

とはいえ、CRPが9の状態は肺炎一歩手前。それが三カ月以上続いていたから、下がってよかったと思う。

今回下がったのは偶然だろうと思いつつ、泣ける映画にほのかな期待をよせる私でした。

グッド･ウィル･ハンティング／旅立ち (字幕版)

1997