「できれば」有機野菜、「できれば」養殖でない魚、「できれば」放牧で育った家畜の肉
最近、意識して野菜を多く食べるようにしています。「腸内環境を改善して、煎じ薬漢方の効き目をよくしたい」という高いモチベーションがあるので。
どの腸内細菌本でも、「できれば」有機野菜、「できれば」養殖でない魚、「できれば」放牧で育った家畜の肉を食べましょう…と書いてあります。農薬、養殖の魚や家畜に使われる抗生物質、これらが腸内環境を乱すのをさけようとすれば、こういう提案になりますよね。
うーん、そんなの高くつくじゃありませんか。「できれば」って言われてもできないです。果てしなく経済力があればいいんだけどな…そうはいかないのだ。
考えてみれば、うちの近くのスーパーでは養殖でない魚は売っていても、放牧で育った家畜の肉は売っていません。そこに住む消費者が高くて買えないなら、商品として置いてもしかたないわけだから、当然といえば当然。
リッチでなければ健康ではいられない。これが健康格差というヤツか…とやさぐれた気分で有機野菜コーナーに立ち尽くす私。
有機野菜コーナーにある野菜の品々、高くて売れないから、少し古くなっています。結局、有機野菜はよして、鮮度のいい安い路地もの野菜を買いました。「鮮度優先!」と言い訳しながら。
今まで、アメリカの食育関係のニュースを人ごとのように見ていた私。行ってるスーパーによって、肥満度が違うとか、健康意識が違うとか。ふうん、アメリカはそうなんだ、えらいことだなあ、と思っていた私。
もう、とっくに人ごとではなくなっていたのかもしれない。おそろしいハナシではあります。