非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

腸内は酪酸菌の天下に?

家畜に抗生物質を与えると腸内細菌叢が変化して、太りやすくなるらしい、というところまではわかりました。抗生物質で家畜サイドのDNAが変わるわけではなく、あくまで、腸内細菌叢の変化が太りやすさに影響するようです。

 

でも、とっても不思議なのは抗生物質で下痢をする人間はたくさんいるのに、なぜ家畜は太れるのかということ。豚や牛が毎日下痢つづきのまま太っていくとは思えないんだけどなあ。

 

検索してみたけど、わかりませんでした。抗生物質の耐性菌問題のサイトはたくさん出てきましたが。

 

「あなたの体は9割が細菌」の著者は若い時に熱帯病にかかり、病名が確定されるまでに、山のような抗生物質を処方された経験の持ち主です。その後不調な自分の腸内環境について、「もう砂漠のような感じかもしれない」「一部生き残ったマニアックな細菌が細々と生きているだけかもしれない」と悲観していたそうです。

 

アメリカには便の細菌検査をしてくれる機関があるので、著者も検査を受けました。すると意外にも細菌はたくさんいて、健常者と比べて数の点ではそれほど大きな開きはないという結果が出ました。

 

砂漠化するほど細菌が死に絶えているわけではなかったんですね。ただ、ひとつだけ健常者との違いがありました。それは「細菌の多様性が低い」ということ。

 

うーん、シロウト考えだけど、私としては思うところが。

 

私は抗生物質対策で長いことミヤBMを飲んでいます。ミヤBM酪酸菌製剤で、芽胞という独特の殻をもつために胃酸にも負けず、腸内で繁殖すらできます。この繁殖できるってすごいことです。たいがいの菌は腸にもともと住み着いている先住菌に負けて排出されてしまうので。

 

この情報を知ったときには、やったー、酪酸菌、最高だ!と思ったのですが。

 

でも、考えてみると、酪酸菌以外の菌が毎日抗生物質である程度殺されて減っていくのなら、私の腸内は酪酸菌の天下になっていくような…

 

酪酸菌の天下=細菌の多様性が低い

ということになるとしたら。ここ最近、ミヤBMが効きにくくなっているのはそのせいかもしれない。

 

次回の診察でビオスリーに代えてもらおうかな、と思っています。ビオスリーなら三種類の菌のはいっているから。関係ないかなあ、先生に笑われちゃうかもなあ。