非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

エサンプトールの副作用じゃないの?

翌年早々の入院をひかえた2015年12月。

体調のふるわないまま働いていましたが、なんだか目の見え方がおかしくなりました。本を読んでいても、すぐ疲れます。はじめはトシでもあるし「老眼がすすんだかな?」くらいの感覚だったので、老眼鏡をかえてみることにしました。

 

これまで使っていたのは、いちばん度の弱い老眼鏡。とりあえず、百均で度の違うものをいくつか買ってみました。試してみましたが、あまり変わらない。

 

12月も半ばにさしかかってくると、本の紙の白い色が妙にまぶしく見えるようになりました。文字はさらに読みにくくなっていく。

 

ここにきて、「エサンプトール」の副作用かもしれないと思いました。エサンプトールは結核用の抗生物質で、非結核性抗酸菌症にも使われます。視覚障害が出やすい薬だということは、知っていました。調剤薬局が薬につけてくれたカードにも書いてあったし。

 

当時の呼吸器科の先生は、「眼科も耳鼻科も自分でいってね」という感じで、病院内のほかの科にいっさい予約をとってくれない先生だったので、近所の眼科に行って調べてもらうことにしました。

 

ごく普通の街の眼科。以前ものもらいができた時、かかったことのある病院です。

 

受付で、「ものが見えにくいこと」「エサンプトールの副作用かどうか調べてほしいこと」と告げ、問診票に記入。

 

視力検査を経て、先生に機械で目を診てもらいました。結果は、

「たいへん目はよろしいようで、問題ありません。老眼鏡も、店頭で売られているものを試して買う程度でじゅうぶんですよ。」

 

そうかなあ。病気で疲れているから、目も疲れるんだろうか。百均じゃない店で老眼鏡を探せばいいのかな、と思っているうちに職場である店は年末商戦で忙しくなっていきます。

 

12月24日になっても、症状はやっぱり改善されませんでした。やっぱり眼科で診てもらうしかありません。私は同じ眼科医院でもう一度診てもらうことにしました。

 

この時、違う眼科に行けばよかったと今なら思います。でも、気力がなかった。私は疲れていたんだと思います。