非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

改めてパートの職場って問題あるよな、と思った

2015年の11月、職場と相談して入院の日時が決まりました。

私は周囲に恵まれていたと思います。イジワルされることもなかったし。

 

ただ、入院することになって、改めて自分の職場について考えてしまいました。

 

同じ会社の、隣の駅の店での話ですが、中学生のお子さんがいるパートの人が、「しばらくの間、できるだけ、おそばんでなく、はやばんにしてきださい。」と訴えました。子供が夜になると問題行動を起こすようになったそうで、彼女としては夜、家にいたいのだということです。(問題行動がなにか、というのは情報通とはいえない私には伝わってこなかった)

 

これは「わがまま」として却下されました。「中学生なら一人で家にいられるだろう」というのが理由。まあ、そりゃそうかもしれないけどね。この店はキビシイ店ではあったから、ほかの店ならもう少しなんとかなったかもしれない。

 

おばさんたちは、おそばんがきらいな人がほとんどです。できれば早く帰りたい。夕ご飯も作りたい。

 

このパートさんは、私のように「休む」のでなないから、ほかのおばさんたちの労働時間や日数は変わるわけじゃないけど、自分のおそばんが増えるのはやっぱりイヤ。

 

そのパートの「おそばんを減らしてほしい」という要望は、だから通らない。(「はやばんを減らしてほしい」という要望なら通ったかもしれない。)

 

この店もぎりぎりの人数で回す店でした。もう一人いれば、違ったと思います。職場に余裕がないから、「ジブンは絶対損したくない」「イヤなことは常に全員が平等にひきうけなきゃいけない」ムードが濃厚に漂ってしまう。

 

ぎりぎりの人数で働かせられた結果、料簡の狭い人間になってしまうのは仕方ないことかもしれません。今になって人手不足だから人を入れるとなっても、長年積り積もった「料簡の狭さ」はそう簡単には変えられないから、せっかくの新人につらくあたってしまう。

 

正規雇用が問題視されても、パートのことはあまり言われない。

 

パートの時給が最低時給ぎりぎりでも、夫が稼いでいるからいいでしょう、という感じなのかもしれないけど。私はパートに出てから、あっという間に未亡人に2人会いました。離婚した人はもっと多い。夫のいないパートはいっぱいいるのです。

 

もちろん、夫がいて税金対策でたいして稼ぎたくない人もたくさんいます。扶養の範囲でおさめたい人たちと、フルで働かなきゃならない事情をもった人たちとの間には、たぶん埋まることのない深い深い溝がある。

 

 パートって問題だらけだよな、と改めて思ってしまいました。もちろん、子育てしながらなんて当然、無理。

 

まあ、私に関しては入院の手はずも整って、あとは入院の日近くまでなんとか働けばいいことになるはずだったんですが…