非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

ささやかにコロナ以後を実感

先週の診察で検査結果がよくなり、気をよくしている私。美容院同様コロナが怖くてずっと行ってなかった歯医者に行くことにしました。

 

上の奥歯が、かたいごはんやピーナッツを噛むとぐきっと痛むのが気になっていたのです。

 

近所の歯医者にネットで予約しました。入り口をはいるとさっそく消毒液と「マスクの着用をお願いします」の張り紙。まあ、そうだろうな。

 

歯の項目の書かれた問診票のほかに1枚、コロナ関係の問診票を渡されました。

 

37.5度の熱はありますか?とか、咳はでますか?息苦しさはありますか?などの項目が並んでいます。

 

私は咳が出るし、息苦しいし、チェックを入れる項目がけっこうあります。問診票だけを見たら、とても疑わしい患者じゃないでしょうか。あなたはコロナかもしれないから、診察はご遠慮くださいって流れになったりして?

 

呼吸器科での検査結果が改善したとはいえ、呼吸の苦しさ自体はそのまんまの私。近くで見れば肩で息をして苦しそうなのは明らかだから、見た目にも充分アヤシイ患者です。

 

これは持病のせいでこうなっていることをしっかり説明しておかなければ!と一生懸命説明しました。「非結核性抗酸菌症」って、やっぱり知名度低いらしく、ここの歯医者さんもよくは知らなかったようです。

 

「ひと言でいえば、うつらない結核です」

 

このフレーズがベストだったようで、納得してくれました。

 

肝心の歯のほうは、奥歯の上でなく、下の歯の金属のかぶせがゆるんでいたために、上の歯が痛みを感じていたという、たいへん軽症な診断となりました。

 

先生は、「日結核性抗酸菌症、あとでネットで調べておきますね。安全に治療するためにも」と言って、引き出しからパルスオキシメーターを取り出して、私の手をとり、測定をはじめました。なるほど、今は何科のお医者さんでもこの測定器が置いてあるのかもしれません。でも、治療が終わったこのタイミングで測定しても、予防策としてはあんまり意味がないような。先生の、知識欲かな?

 

パルスオキシメーターの値は96。

 

先生はすこし意外そうでした。96というのは、健康人としてはたぶん低めの値でしょうけど、肩で息するレベルとしては高い値なんだろうと思います。いちおう「私は普段は96くらい。悪いときで94です。」と説明しておきました。

 

無事治療が終わって病院の外に出ると、むわーん、とした湿気の多い空気がおそってきました。そういえば、病院内には「高性能な空気清浄機を使っています」という張り紙がしてあったっけ。もちろん冷房もきいていたし、快適だったな。

 

コロナ以前には、空気清浄機なんて設置してない町の病院もけっこうあったんじゃないでしょうか、呼吸器科でもない限り。

 

変化してるんだな…ニュースでいろいろ言っているけど、現実にもう、世の中はコロナ以後なんだなと実感してしまいました。家に帰ると、Demae-kanの、人材募集のチラシがポストにはいっていました。ああ、変化してるのね。