非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

「食べられない」ということは、単に痩せていくだけの問題ではない

恵方巻のサイズが小さくなるってニュースに出てました。毎年、節分の翌日は廃棄された恵方巻のゴミがたくさん出るからだそうです。

 

私は食欲のない人間だから、恵方巻食べるなんてとても無理。「恵方という方角を向いて」はできる。「食べてる間しゃべらない」もできる。ただ、「一度に太巻き一本食べる」ができません。量が多すぎて。途中咳きこむだろうし。

 

 

食べ物を食べるお祭りってホントに多いです。スーパーやコンビニの戦略にのせられている感じはあるし、ちょっとやりすぎかなあと思います。でも、食欲がないことで、こういったことにまったく参加できない人生になるっていうのもどうなんだろう、と最近思うようになりました。

 

世の中のほとんどのお祭り、宴会はものを食べることがメインじゃないでしょうか。食欲がないと、それに参加しにくくなります。食欲がなさすぎると、参加したいとも思わなくなります。

 

しかも、この病気は食後、ひどければ食中に痰が出てきます。気持ちの悪い音をたてて出てくることもあります。人にいやな思いをさせちゃうから、と遠慮する人も多いんじゃないでしょうか。

 

「食べられない」ということは、単に痩せていくだけの問題ではないと思うようになりました。人づきあいのかなりの部分から知らず知らずのうちに撤退してしまう。この問題に対するケアは今のところ、誰もしてくれません。

 

私はもとから本を読むのが好きだったし、女性の中では無口。人づきあいは苦手なほうでした。だから、ひきこもりに近い今のこの状態でもなんとかやっていけます。

 

でも、この病気の人、みんながそうではないでしょう。痩せ型がなる病気とはいっても、いろんな性格の人がいるはずです。

 

もともと、人づきあいが好きで、恵方巻みたいなイベントが好きだったのに、この病気のせいで世間から撤退しちゃってる人、どうしているの?心配だよ。心配しかできないけど。