非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

入院保証人が2名必要といわれた

入院したとき、「入院申込書」というのを書きました。保証人を2名書記入するよう書いてあります。保証人は、「親族または保護義務者、その他医療費について保証できる方」という但し書きつき。

 

同居している夫だけではダメらしい。私は身内に頼んで記入してもらいましたが、これ、困る人いますよね。

 

一人暮らしの人も多いのに、家族や親せきと疎遠な人もいるだろうに。

 

いやな話ですが、今回記入してくれた身内が不幸にして死んでしまったら、私はだれに入院保証人を頼めばいいんだろう。

 

これは社会問題化してるよね、と検索してみたら、2018年7月3日の東京新聞にこんな記事が。

 

www.tokyo-np.co.jp

 

下の円グラフはその記事から引用させていただきました。

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東京新聞の記事から

「保証人がいない場合入院を認めない」ということもやっぱりあるんだ…どうすんの?うかうか入院もできない。絶望的な気分になりますが、記事をちゃんと読むと、そういった入院拒否は医師法違反と書いてあります。

 

こんな記事も別のメディアで出ていました。

身元保証人なしを理由とした入院拒否は医師法違反─厚労省が通知|Web医事新報|日本医事新報社

 

厚生労働省は去年の4月27日、身元保証人等がいないことのみを理由に患者の入院拒否は医師法に抵触するとの解釈を示した通達を出しました。医師法第19条第1項において「診療に従事する医師は、診察治療の求があった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」と定めているんだそうです。

 

身元保証人がいないことは、入院拒否の「正当な理由」にはならないという解釈をはっきり示したわけで、行政側もなにもしてないわけではないらしい。

 

しばらくは、なんだかんだ別の理由を言いたてて、入院拒否する病院が出てくるとは思いますが、この問題は解決方向に向かうんじゃないかと期待しています。

 

現時点でも、病院でソーシャルワーカーに相談すると解決策を考えてくれるケースもあるようです(大手小町情報)。困ったら、絶望する前にまず相談してみなきゃね。入院が必要な病状で人に相談するってけっこうハードル高いと思うけれども。