久しぶりに「非結核性抗酸菌症 新薬」で検索
久しぶりに「非結核性抗酸菌症 新薬」で検索してみたら、希望のもてる記事がありました。そうはいっても、とってもとっても気の長いハナシではあるんですが。
今年3月12日に北里大学で開催された新技術説明会での発表の中に、非結核性抗酸菌症に効果のある化合物に関するものがありました、という記事。
たしか去年の記事に、北里大学が非結核性抗酸菌症に効果のある沖縄の海洋生物を発見するというのがあったのを憶えていたので、同じ先生なのかな?と思ったら、やっぱり同じ供田洋教授の名前が出ていました。
「新技術説明会」って研究者によるプレゼンの場なんだそうです。これで研究費や協力を企業からつのるということでしょう。
ここで研究をすすめるメドがたつとして、実用化にむけての努力があり、「治験」と呼ばれる厚生労働省に薬と認めてもらうためのプロセスがあり…どう早く見積もっても10年以上はかかりそうです。
私には間にあわないかもしれないけど、ちゃんと研究してくれている人がいることがうれしいです。
非結核性抗酸菌症はどこにでもいる常在菌。そんなものを退治してくれる抗菌剤なんて、もう誰も研究してくれないんじゃないか。なんか、大して儲かりそうもないし。そんなふうにときどきイジケた考えにとらわれることがあるので、こういうニュースはあったほうがいい。
あと10年くらい生きのびられれば、この病気をパキッと治せる抗菌剤を飲めるかもしれません。なんとかなるかな…