ポテトチップスで考えごと
暑い思いをしたせいか、塩辛いものが食べたくなって、久しぶりにポテトチップスを食べてみました。
ふと、子供のころ、母親のポテトチップスに対する評価がある時期激変したことを思い出しました。
ある日、「ポテトチップスは体に良い。ほかのスナック菓子と違ってジャガイモを切って揚げているだけで余計なものがはいっていないから」という理屈が展開され、私に妙に食べろ食べろと言います。
数か月後、今度は「ポテトチップスは体に悪いから食べないほうがいい」という理屈に変化し、今度は食べるなと言います。この体に悪い理由はわかりませんでした。
もともと間食の少ない家だったので、ポテトチップスを多少食べても食べなくてもそれほど健康面での問題はなかったんじゃないかと今では思いますが、あの激変はなんだったんでしょう。
当時は健康番組というほどのものはさしてありませんでしたから、なにかニュースでも見て影響を受けたのかな?それとも知人になにか聞いたのでしょうか。
母親も健康情報にふりまわされて生きてきたのかもな、とポテトチップスを見ながら思いました。
たしか、コレステロールが体に悪いと騒がれはじめたのもそのころだったと思います。「動物性脂肪の食べ過ぎはよくない」と言われ、リノール酸のサラダ油がはやりました。今ではリノール酸のオイルは心疾患のリスクがあると言われているようで、まったくどうしていいのかわかりませんね。
私は子供も孫もいない人だけど、もしいたらどうだったんだろう?テレビの健康番組見ては不安にかられたり、妙にこれだと思ったりするたびに、子供や孫を巻き込んでいたかもしれません。それって問題かもなあ。
ポテトチップスひとつでとんだ考え事をしてしまいました。ちなみに、今食べているのは「オニオンの甘み濃厚リッチポテト」。