非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

リエゾン療法

痛みのセンサーが過敏になってしまった腰痛患者の治療をどう行うか?ここに息切れ改善のヒントを探りたい私ですが…

 

従来、腰痛の治療にあたるのは整形外科医だけでした。でも、患部が完治している、または患者の痛みの訴えほどひどくはない状態まで治っている場合、整形外科医としてはもうやることがありません。

 

そこで「リエゾン療法」というあたらしい治療法を導入する病院が出てきました。リエゾンは「連携」を意味するフランス語です。何と何との連携かというと、各種診療科と精神科との連携です。腰痛の場合は、整形外科やリハビリ専門スタッフ、精神科などが連携して治療を行います。

 

連携といえば、私が入院したときにも一種の「連携」は行われていたんです。リハビリの時間はとってくれましたし、栄養士との相談も入れてくれました。

 

ここに精神科の診察を入れたら、ぱっと見はリエゾン療法っぽいんですが、たぶん、ぜんぜん違うだろうな、と思います。

 

リハビリの先生は体力検査をして、負荷を決め、簡単な運動メニューを組んでくれました。栄養士の先生は私の年齢・性別などを考慮して、必要なカロリーなど計算してくれました。

 

どちらの内容も特に間違ってはいないと思います。とはいえ、正直、どちらも通り一遍でした。

 

特に栄養士のほうは、ネットで調べればすむような情報が多く、そもそも人並みの量が食べられない私には絵にかいた餅のようなアドバイスばかり。

 

そして、それぞれが、てんでんバラバラ。忙しい先生たちは、情報交換なんてやっていられないんだろうな。入院中、精神科の診察を入れてくれたとしても、飲む薬に精神科の薬がプラスされるだけだったんじゃないかと思います。

 

リエゾン療法では、専門家同士が意見や情報の交換を行うらしいですが、今の医療の現実からいうと、できない病院のほうが多いんじゃないかなあ。

 

しかも、リエゾン療法で精神科の行う治療は「認知行動療法」。投薬療法ではないから、手間がかかります。たぶん儲からないだろうし。

 

認知行動療法」は、うつ病の治療によく用いられる方法です。慢性腰痛の場合、具体的には、患者がどういう時にストレスを感じたか、その時どう感じて、どう行動したかノートに記録させ、それを精神科医に見てもらい、自分の感じ方のクセをつかんでいくという方法です。

 

これって息切れに応用できそうな気もするけど、息切れのリエゾン療法なんてやってる病院はないから、自分でやるしかないな…