非結核性抗酸菌症そらりす

非結核性抗酸菌症の患者の日常・投薬歴・入院歴です

「誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた」という本による風邪の定義

『誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた」』という本がなぜか家にあります。その本によれば風邪の定義は

 

【風邪の定義】

ほとんどの場合、自然寛解するウィルス感染症で、多くは咳・鼻汁・咽頭痛といった多症状を呈するウィルス性上気道感染のこと。

 

 この本はお医者さん向けの本だから、ちょっとわかりにくいので、定義をフツーの言葉で言い直すと

 

ウィルス感染が原因でおきる、鼻・喉・喉の奥に症状が出る病気。症状は鼻だけ、などよりも鼻と喉など、複数のことが多いです。ほとんどは特に治療しなくともよくなります。(ただ、完全とはいえないけれども)

 

こんな感じです。フツーの言葉に言い直すにあたってけっこう調べてしまいました。わかったつもりで読んでいましたが、よくはわかってなかったことも多くて。

 

まず「自然寛解」って言葉がわからない。

寛解」を調べてみると、「全治までとはいえないが、症状が治まっておだやかであること」でした。あれれ?全治までとはいえないって…軽くショック。これに「自然」が加わることで、要するに、医者にいかなくてもだいたい治りますってことになります。

 

「上気道」も私はよくわかっていませんでした。上気道は、気道と呼ばれる空気の通り道のうち、鼻から鼻の中、喉までを指します。喉のうち、口に近い手前のほうが咽頭、肺に近い奥のほうが喉頭喉頭より下から肺までが下気道になります。

 

喉の奥(喉頭)より下に症状があると、もう「風邪」というのん気な呼び方はしてもらえません。気管支炎、肺炎という、病気が重そうな呼び名になります。

 

この本には風邪の診かたの重要なポイントが書いてあります。

 

それは、定義にある「多症状を呈する」ということ。この多症状がウィルス感染のポイントで、細菌感染だと、鼻なら鼻だけ。喉なら喉だけとなります。咳・鼻汁・咽頭痛と三拍子そろえば、まず風邪であることが多いとのこと。

 

さて、原因とされる「ウィルス」ですが、風邪の原因になるウィルスっていろいろあるみたいです。

 

ライノウイルス、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスコロナウイルス、などなど…

 

あれ、コロナウィルスって?

 

そうか、新型じゃないコロナウィルスって、もとから風邪の原因ウィルスとして存在していたってことなんですね。コロナウィルス、いたんだ、ずーっと。私が存在を知らなかっただけで、いつもいつもそのへんに…ああ、これまた軽くショックでした。