アフターピル
アフターピルは認めるべきだと私は考えています。若いころからこの問題には真剣だった私は、当時まだかなりマイナーだったピルを飲んでいました。もちろんコンドームも荻野式などの知識もありました。まだ大学生だった私は、寮の近所の本屋で本を一冊買っただけ。たしか、「正しい家族計画」とかいうタイトルの本。周囲にそんな私をに理解してくれる人は少しいました。
私たち女性はコドモじゃありません。そうじゃないから、自分で判断できる、自分で考えられる人間です。それがオトナでしょ。ある、そのオトナを成員として作られるのが社会というものですよね。その前提で民主主義でも政治経済でも成り立っています。
成り立っていないじゃないかという意見もありますよね。たとえば、オトナを成員とした社会で健全に行われているはずの、経済という分野なはどうよ、と私は思います。自分でものが考えられ、経済もちゃんと理解でき、巷の情報を理解でき、かしこく投資できるこの世のオトナたち、誰を食い物にして生きているのかな?
だけど、金儲けがしたいだけで悪気はない。経済回さないと困るし。
私たち女性は男女の問題も性行為、出産育児もまた、民主主義のその論理に照らして考えることができる。私はできるし、ここに来るような人たちはそうに違いありません。でも国民すべてがそうじゃないよね。
問題はアフターピルが急いで使うものということです。そんなはめに陥らなきゃいいでしょ、という正論すぎるお話。あなた方は失敗はしないのかな?
もっとはやい時期からの性教育が先だという意見はもっともです。いつになっても前にすすまない。絵本を買っておいても、いざとなったら「おしべが…、めしべが…」
手始めに夫相手に「生理」の話をしてみましたが、ひどい理解でした。ただ、私の理解も大したことなくて、「哺乳類は全部、生理がある」と言い切ってしまいました。後で気になって調べてみたら、生理のある人間は少数派でした。ヒマな方はお調べください。
夫がこのありさまじゃあ、保守的な産婦人科、福祉関係者、人の子の親たちが心配して反対しまくるのはよくわかります。若い女の子たちだってわかってないだろうと思います。どうするの?私だって心配です。
それでも、だ。なにか言うしかないんだから、だからはっきりアフターピル賛成と意見を言いました。だけど、私の心の気の弱い部分が私を落ち着かない気持ちにさせます。
ふと、ABBのメロディーが頭に流れてきました。
you can dance
you can live
havinng a time of
your life
踊れるわよ、生きられるをよ、あなたはダンシングクイーン
なぜyou can dance のリフレインがこれほどグッとくるんだろう。まあいいや、理に落ちることから音楽が守ってくれるなら、それがいいと思うから。